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寺報「善教寺便り」の表紙ページより抜粋HEADLINE

  「親鸞聖人報恩講をお勤めいたしました」
11月24、25日 ご門徒あげて親鸞聖人報恩講をお勤めいたしました。親鸞聖人がお出ましくださり、浄土真宗、お念仏のみ教えが開かれました。それまでの仏教が百八十度転ぜられました。以後、あらゆる人々がみ教えに新たな命を与えられ、どんな状況の中においても、しっかりと自己を見据え、安心して命を終わっていける人生をいただけるようになりました。阿弥陀さまに抱かれ、お浄土へ帰らせていただく身と知らされたからでした。
  「黒揚羽が飛んで来ました」
 夏の日、黒揚羽が飛んできて小さな池の上の楓に羽根を休めました。少し、疲れているような揚羽でした。必ずこの夏には終わっていく命であります。でも、きっと子孫を残すという大目的は終えたことでしょう。いのちを未来につなげました。私たちは何を未来につなげていくのか、私の命はどう未来につながっていくのか、それとも終わりなのか、この蝶をじっと見つめて思いました。

寺報1  「毎月の16日は親鸞聖人のご命日です。」
毎月16日朝7時30分より、お参りのご門徒とお正信偈のお勤めをいたしております。どうかご縁のありますお方おまいりくださいませ。
 さて、蓮如上人は、お互いのたしなみとして、一日に一度は我が家のお仏壇にお参りする。ひと月に一度は、手次のお寺にお参りすること。一年に一度はご本山にお参りすることだとおっしゃいました。<たしなみ・・心がけ>
寺報2
  「境内に咲いたほととぎすの花です」

 いつのまにか11月に入りました。一年が一日のごとく速くに過ぎ去っていく感じであります。庭の花たちは、時期が来ると必ず花を咲かせます。その確実さは驚くばかりです。でも、そこに至るには数え切れないほどの縁がはたらいているのだと思います。 そして、今花を眺めている自分も、無尽の縁によつて生かされているだと思ってみたいことです。
寺報3   「1月14日、純白の雪に覆われました。」
 雪の朝はひっそりとしてあたりの音があまり聞こえません。静寂です。時折、パサッと木の上から雪の滑る音がするくらいです。
 小鳥もあまり啼き声をたてずに飛んでいきます。全ての物をおさめ、鎮めるようなはたらきにつつまれているからでしょうか。
 仏教では、私の騒がしい煩悩のざわめきが消え去った状態を涅槃寂静(ねはんじやくじよう)としめされます。雪の朝に味わうことです。
寺報4  「これはなんという植物なのでしょう」
 抜いても抜いても、いつのまにか生えてくる草というか、花というか。
 よく見ると、黒真珠のような光沢のある実をつけているではありませんか。花の姿はそんなに目をひきませんが、実は美しい。もう引かずにそのままにしておくことにしました。やっぱり気に入ったものしか生かしめないという私のエゴがはっきりします。でも、名前はわからなくても、なんとなく味わいのある植物であります。
寺報5  「錦川の川躑躅(つつじ)」
 両岸に今、川躑躅が満開です。対岸の川面にうっすらと薄い紅色の花影が映っています。ずいぶん前、枝振りもいいし、花も綺麗なので引っこ抜いて移そうと試みたことがありましたが、とても歯が立つものでないことがわかりました。
 一年には何回も洪水に洗われるのです。その度に根っこは岩に食い込んでいくのでしょう。なんともすごい躑躅です。お念仏はどんなに煩悩深き者にも入り込んでくださるとは親鸞聖人のお言葉です。 
寺報6 「初夏の陽ざしのまばゆい境内」

 明るい初夏の陽ざしのなか、柿の若葉の木陰にしばらく憩うとき、こんな日が長く続いてくれればとついつい、自分勝手な思いをもつ。
          鮎は瀬に住む 小鳥は森に
          わたしゃ 六字のうちに住む
                    下関 お軽同行
寺報7   「今年はとにかく寒いですね。」
 昼間でも気温が上がりません。12月の終わり頃に広瀬は-10.3度であったと、テレビに出ました。2月に入っても依然として低温が続きます。でも、時折太陽が顔を出し、光がさしかかると少しずつ凍みた氷もとけていきます。私の心をとかすものは如来さまの光と温かいお慈悲。如来さまの必ず救うの熱いはたらきが南無阿弥陀佛と来てくださいます。
寺報8  「境内にキスゲの花が咲き始めました。」
 暑い、暑い夏でした。まだ残暑が厳しく、日本始まって以来の猛暑続きです。各地の測候所もほとんどのところが記録更新です。広瀬の最高は37.2度。勿論記録更新です。
 境内には今年もキスゲの花が咲き出しました。なかなか旺盛な繁殖力を持つ植物です。しかし、花は一日花です。一日咲いたらもう終わりです。そして、次のつぼみが翌日開花します。 みんな限りをもって生きているのだなと教えられます。その限りをせいいっぱい今日も咲いています。
寺報9  「報恩講お餅盛りの様子です」
 11月18日・19日と勤まりました善教寺報恩講にはご準備をはじめ、ご参詣の皆様方には大変有り難うございました。報恩講は親鸞聖人のご法事です。浄土真宗のご開山さまのご法事、大切に門信徒あげてお勤めさせていただきます。今年も、門信徒のみなさまのご報謝により有難く勤めさせていただきました。有り難うございました。数々のご懇念に御礼申し上げます。 
寺報10  「除夜の鐘、今年も一番乗り! でも雪!」
 除夜会、今年はあいにくの大雪でした。それでも若いメンバーがたくさんお参りしてくださいました。
もうこの人たちの顔を見ないことには新しい年が来るような気がしません。ようこそでした。御門徒のお方々、日校の卒業生、有縁の若者達。皆さん、みな阿弥陀さまに御礼をされました。今年も幸あれ!
寺報11  「子ども一泊研修会がありました」
 8月18日・19日、善教寺を会場に、本生組子ども一泊研修会が持たれました。本郷・美川・錦より19名の子ども達が参加してくれました。久しぶりの会場引受でしたが子ども達の食事のお世話等、仏婦の皆様、そして今年は仏壮よりも加わっていただきまして、ありがとうございました。また、今年は六日市誓立寺の若婦の皆さんが人形劇をしてくださいました。子ども達が心健やかに育ってほしいと願っています。
寺報12 「この春、錦町広瀬で節分草の群落が発見されました」
 節分草の南限は広島庄原市総領町。今回の錦町での発見は、南限の記録を塗り替えることになるかもしれません。
 総領町には、公開期間中に毎年三万人が訪れるそうです。 節分草が生き続けるためには、下刈り、即ち人の営みが続かなければ絶滅してしまうそうです。
お念仏のことを思います。人の営み、すなわち、我が子、我が孫に私が届けなければ絶滅?。伝えましょう。我が家は真宗門徒であること。ご開山は親鸞聖人であること。ナンマンダブツのみ教えであることを。
寺報13  
 「錦苑花火ナイアガラ!」
「錦苑」の盆踊り大会のフィナーレは花火の打ち上げです。今年は盆踊りに入る前、物故者を偲んでのお勤めがつとまりました。お勤めは住職がさせていただきました。
物故者の中には善教寺のなつかしいご門徒もおられます。仏婦の皆さんとの月一回の錦苑仏参は入苑者の皆様との尊いご縁でございます。
寺報14  「ある日の日曜学校」
 日曜学校のお世話が今年も続けられました。今日は何人の子ども達がきてくれるかと、毎たび首を長くして待ちました。「今日、お参りしてくれて有難う。本当に有難う。」そんな思いでひととき過ごさせていただきます。小さい時からの仏縁が人生の大切な基盤になると思います。子ども達の心の居場所でありたいと願いつつ・・・。
寺報15  「お釈迦さまのお誕生をお祝いしました」
 4月の日曜学校には、8日の釈尊のお誕生日を先取りして花御堂を飾り、誕生仏を安置して、お祝いしました。午後は末広橋の上まで移動して道行く人々にご縁にあってもらいました。例年なら、そののち錦苑に向かうのですが、今年はノロウイルスの流行ということで実現しませんでした。苑の方が健康であることは嬉しいことです。お釈迦さまは「全ての生きとし生けるものいのちは皆等しく尊い」と、いのちの平等を宣言された、世界で最初で、唯一のお方です。仏教の基本はここにあります。


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