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浄土真宗本願寺派 善教寺

二種深信(にしゅじんしん)HEADLINE

【題意】
 他力信心のあり方について、善導大師は『観経』に説かれる至誠心・深心・回向発願心の三心の中、第二の深心を解釈して、「機の深信(信機)」と「法の深信(信法)」という二種の深信として示されるが、その二種は別のものでも、矛盾するものでもなく、一つの信心の両面をあらわされたものであることを考察し、迷いの世界を出て、悟りに至るのは、ただ如来の願力にまかせることによるということを明らかにする。

○機=救われる私たち
○法=私たちを救う如来の願力

【結び】
 二種深信は本願の信楽一心を二種に開いて示されたもので、迷いの世界を出るために役立つものは何一つとして持っていない私が、ただ阿弥陀仏の願力によって救われていくことの信知。したがって二種深信は二種一具、すなわち捨機即託法・捨自即帰他であり、この信は初後一貫する。





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