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浄土真宗本願寺派 善教寺

所帰人法(しょきにんぼう)HEADLINE

【題意】
 信心の対象が阿弥陀仏という仏体なのか、あるいは南無阿弥陀仏の名号なのか、という問題を考察して、阿弥陀仏はそのまま名号であり、名号がそのまま阿弥陀仏なのであって、名号と阿弥陀仏とは区別するべき二つのものではないことを窺い、名体不二の名号が信心の対象であることを明らかにする。
 また、阿弥陀仏を信じると表現されていても、阿弥陀仏に救いを求めて、お願いするという信を意味しているのではないことを明らかにする。

○「所帰」=「帰せられるもの」ということで、帰命の対象、信の対象を意味する
○「人」=仏、すなわち阿弥陀仏のこと
○「法」=阿弥陀仏の私たちを救う力・はたらき、すなわち名号南無阿弥陀仏を指す

【結び】
 真宗の信心の対象は、名(名号)体(阿弥陀仏)不二の名号である。したがって、阿弥陀仏を信じるというも、名号を信じるというも、意味は同じであり、名号聞信の外はない。




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