本文へスキップ

浄土真宗本願寺派 善教寺

タノムタスケタマヘHEADLINE

【題意】
 蓮如上人の「たのむ」・「たすけたまへ」という表現は、衆生の方かた如来に向かって、「どうかお助けくださいとお願いする」ということを意味しているのではなく、「必ず救う、我にまかせよ」という阿弥陀如来の勅命をそのまま受け入れて、その勅命に素直にしたがう有り様を示すものであり、それは宗祖の教えと相違するものではないことを明らかにする。

○「たのむ」=古語の意味は「信頼する」「たよる」「まかせる」
○「たすく」=「たすく」に尊敬語の「たまふ」が付き
 「たすけたまふ」。その命令形が「たすけたまへ」。
 意味は「(お心のままに)おたすけになってください」

【結び】
 蓮如上人の『御文章』に頻出する「たのむ」「たすけたまへ」という表現は、どうぞおたすけくださいとお願いお祈りする、という意味ではなく、「必ず救うから私にまかせなさい」という阿弥陀如来の喚びかけを、「おまかせいたします(たのむ)、お心のままにおたすけください(たすけたまへ)」と受け入れるすがたを表している。




                           戻 る